12月は麻酔科研修中です。
2ヶ月目になると術中の思いもよらぬところからの質問が来ることもしばしばあります。
この前は「術前の抗菌薬で長い時間かけて投与しないといけないものはなにか?」って聞かれて即座に閃かなかったんですが、要は内科研修中にバンコマイシン投与で気をつけていたことを術中でも気を付けろよってことなんです。
ヒントとしてレッドマン症候群なんて言葉も導いて頂いたのに初耳みたいな感じになってしまい大変申し訳なくなってしまった。確かに内科研修中にバンコマイシンを使ったときにメモアプリにレッドマン症候群についてメモしていました。ですが2ヶ月経過した今生涯で一度も聞いたこと無いと答えてしまうほどに記憶から消し去ってしまいました。
一方で、上級医から言われたことを一発で頭にいれることができて、すぐにアウトプットできる人もいるわけで、その差は気になるところです。下記の記事でも話しましたが記憶力低下が甚だしくて困っているです。
スタンフォード大学による実験で学んだことを覚えている人とおぼえていない人の差についての考察みたいです。
・以前に聞いたことある状況を思い出してもらう
・映像を記憶してもらう
後頭部から出るα波の増加とか瞳孔径は注意力の低下、マインドワンダリング、注意散漫などに関連しているのでそのあたりを計測した。
結果はと言いますと、
いろいろなメディアを見ている(例えば、youtube を見ながら、勉強とか)人は瞳孔が縮んでいた。→注意力散漫
物事を記憶する前に注意力散漫になっている人は記憶できていない確率が高かった。集中力の差なんですかね。
TwitterとかInstagramなんかして勉強していると記憶できないってことになりますね。ガンガンにTwitterしている僕にとったみたら耳の痛い話ではあります。逆に捉えると集中力が散漫しているときには閃きの部分が活性化しているそうで、どちらも捨てがたい才能ではありますよね。
とりあえず、Twitterはお家に帰ったときにだけするのがベストといえますね。