大学の図書館に置いてあったので読んだもの。
20歳のときに読んでおいたら良かったとも思うし、これは毎年1回読み通す時間を設けても良いというくらい、定点観測に向いている本だと思った。
あなたは500円を渡されて、そのお金をなるべく増やしてくださいと言われたらどうしますか?
(作戦含めて5日間猶予を与えます。しかし、500円の入った封筒を開けたら2時間以内後にこのゲームは終了です) これはスタンフォード大学で行われた授業の一つです。 最も大きな利益を得たチームはお金に手を付けずに自分たちの能力を売ったのです。 この授業で彼女が教えたかったのは"問題を常に持つこと"と"様々な視点から物事を考えること"の2点です。 こんな授業受けてみたいと思いました。
一番大切なことは「自分に許可を出すこと」
という言葉には感動しました。この言葉を中心に成功物語が綴られていきますが、どの登場人物も豊富なアイデアをもち、それを現実にしていきます。その行動力にはついつい尊敬しています。自分ならどうするか?こんなことできるのか?と考えて読んでいましたがいつのまにか、じぶんもやってみたいとおもってしまいました。今できることはちいさいことばかりですが、その小さなものをしっかりと積み上げていってこの本に出てきたひとに少しでも追い付きたいです。
部活の部長をやってみてください
リーダーになろうと思ったら、役割を引き受け、ただ自分に許可を与える。
組織の中に穴がないか。
スキルと経験を活かせる方法を見つける。
いち早く動く。
過去の実績を乗り越える。
チャンスは常にあり、それをつかみに行く。
エネルギーも意欲も必要だが、これがリーダーの資質。
最初から身についているひとはなかなかいないので、部活の部長なりを自分から積極的にやってみよう。
印象に残ったのは,「自分に許可を与える」という言葉.
「失敗をしても良い」という許可を自分に与えられればなんと楽なことか…ただ,現状の日本ではそれが許されないように感じる.ここまでレールに沿ってリスクを取らずに人生を過ごしてしまったと後悔.20歳のとき(僕は少し超えてしまったが)に知っておきたかったこと,というタイトルはまさにその通り.解説にもある通り,あくまでアメリカでのことなので,これをそのまま日本で実践すると痛い目に合うだろう.しかし,社会の枠組みの中で可能な限り実践していきたいと思う.

20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義
- 作者: ティナ・シーリグ,Tina Seelig,高遠裕子
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2010/03/10
- メディア: ハードカバー
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