三大欲求わすれてない?

医学生のうちに彼女と月間1万pv目指すブログ

患者さんに問診とっていていつも思うのは、酒は1日何杯ぐらいなら本当に問題がない?

ポリクリ回ってると患者さんに問診をとってカルテを書くことがあるのですが、

生活歴のところでいつも思うのは、

お酒ってどれくらいだとアウトなのかな?ってこと。

Drinking problem

機会飲酒とかで誤魔化しちゃってるけど、「酒は体にいいのか悪いのか?」ってのは難しい問題で、「1日2杯ぐらいなら心臓病のリスクを下げてくれるよ!」みたいな話もあるよね。

循環器内科回ったときは

タバコはアウトだけど、酒はよくわからないみたいなことになっていて正直曖昧でした。

自分もお酒断ちしようか迷っているところなので、よく調べていきたいところです。

2016年に出たメタ分析では「酒の健康効果は実際はないんだ!」って話も。従来の統計には穴があって、実は酒の健康効果は過大に見積もられ過ぎてたんじゃないか?ってことですね。

もっとも、これはあくまで「健康効果がないっぽい」って話でして、まだ「酒のリスクはどれぐらいなのか?」って問題については未知数だったんですよ。

「酒は1杯でも寿命を縮める!」

って結論が新しい論文でかかれていましたよ。

1990〜2016年のあいだに行われた694のデータセットを使ったもので、世界195の地域から集めたサンプルを使ってまして、心疾患のリスクはもちろん、酒と癌の発症率や事故死の可能性までの内容を含んでます。

結果は、

酒による健康への悪影響を最小化するためには、1週間の酒量をゼロユニットにしなければならない。週に1杯の酒を飲むだけでも、なんらかの悪影響が出ちゃう可能性はあるということ。

ちなみに、ここでいう「酒の1ユニット」はアルコール10g分ぐらいの意味。具体的には、週にビール1缶、グラスワイン1杯、ウイスキーのワンショットでもヤバい計算であります。普通に飲んじゃってる!

  • 50歳以上になると、酒は癌リスクの大きな原因になる。あとは事故、自傷、肺結核などとも関連がある。
  • 全年齢において、酒によるダメージは、おもに心疾患か癌の形で現れる
  • 「1日2杯の酒」で心疾患と糖尿病リスクの低下も見られたが、その他の健康リスクをカバーできるほどのインパクトはない

なんて結果も出ております。確かにアルコールが健康に良い側面もなくはないんだけど、あまりにも影響が小さすぎて意味がないんだね。

酒を止めると、

断酒により、40歳までに寿命が1〜2年増える❗️

これをどう見るかは個人の価値観でしょうが、ぼくは「断酒しようかな……」って感想を持ちましたね。

ぼくは家系的に消化器形が弱いので、酒は飲まないに限るんで、有力なエビデンスを突きつけられたって感じです。

まとめ

この研究から得られる教訓は、「健康に良い」と思って酒を飲んではいけないということだ。そして、酒を飲むことを選んだ場合は、今後の寿命と幸福のためにアルコール量を最低限に減らすようにすべきだ。

この研究については「健康リスクの定義の幅が広すぎじゃない?」という疑問もありましょうが、少なくとも「思ったより酒は健康に良くないし、どちらかといえばデメリットが多い」ってのは確実ってぽいですかねー。

もっとも、コミュニケーションやストレス解消のために酒を使う人もいるでしょうし、そこの人生の収支をどう見るかは難しいところではあります。

ちなみにぼくは最近社交的な飲み会は烏龍茶を飲むように移行期にあります。