今更ながら『嫌われる勇気』読みました。アドラーの心理学関連の本はいくつか読んでたんです。自分の頭痛の原因と向き合うために。だけど、なんかベストセラーとかロングセラーとかは好きになれなくて今更読みました。
アドラーの『嫌われる勇気』から学ぶ医学部で生き残っていくための6つのヒント
を教えてくれました。
今まで啓発本っていうとなんらかのテクニックを授けて、自分の望むべき自分に変われるような本が多かったです。しかし、今の日本人の風潮として、嫌われてたくないって願望が強かったのでニーズの高まりにうまくマッチしたんですね。
アドラーの心理学を一言で言うと、
褒めて褒めて褒めて伸ばす
って事に尽きる。さとり世代やゆとり世代にはとても合った一冊になってるんだと思う。しかし、内容を鵜呑みにしてしまうと現代の日本社会ではアンマッチしてしまうので、ホントに実践できるかは不明ってこと。
さて、医学部に入るのも難しいですが進級も難しいです。さらに言うと、キワモノばかりの医学部のなかでは人間関係も難しいです。まずは留年しないために人間として生き残っていく必要があると思います。ぼくは頭が悪いので、勉強法なんかはアドバイスできません。
医学部に合格された方、入学されるかたおめでとうございます!
これから頑張って下さい!アドラー×医学部での生き残りについて書いていくのでアドバイス感覚で読んでほしいです。
意見の対立をどうするか
アドラー→相手にしない
だけだと、自分が間違えているか見直すチャンスを逃します。グループワークも多い医学部生活では協和はとても大事。自分に心地よいことばかりみんな認知しようとします。ポジティブシンキングすぎるだろと思ってしまうことも。たとえ不快だなと思ってもとりあえず飲み込んで咀嚼して感謝をしてみよう。
周りが頭良すぎて辛い
アドラー→過去の原因ではなく今の目的と考えます
進級していくことが医学生の最大の目的です。なので、受験みたいに競争ではないので頭の良し悪しなど関係なくなるのです。確かに現役一般の同期の頭の回転が速いのはいうまでもないですが、まずは現実を受け入れる。目の前の課題にひたむきに取り組みましょう。
1つアドバイスは現役一般の同期とかはとても頭がいいので、勉強法とかヤマとか盗みましょう。勉強会なんかを開催する側になればいいと思うよ。
バイトがありすぐ帰りたい
アドラー→気にすることなく帰ろう
実習とか実験とか結構長引きます。バイトとかしてるとすぐさま帰りたくなります。共同体感覚をもち、そこに貢献することはとても大事。みんなの常識的な考えを言い合うことで落とし所を見つけよう。
飲み会に呼ばれなかった
アドラー→絶縁しよう
今いる共同体の価値が全てではない。他の共同体もあります。医学生はなんか飲み会が好きです。飲み会嫌いな人は少し苦に感じてるのかな。だんだんと飲み会での立ち位置とかがわかってくるから安心してね。ホントにその共同体を捨てるのではなく、相対的に捨ててもいいかなぐらいがちょうどいい。入学した時に絡んでた人と数年後には絡みが薄くなることは結構あります。ポリクリ嫌だと教務課に直談判するやつも。緩く絡むことを医学部のうちに学んでほしい。医学部の人と絡むのが嫌なら、他学部と絡むのでもいいし。他校の医学生と絡む伝手は幾らでもありますよ。IFMSAとかオフ会とか。。。
教授に説得して通す自信がない
アドラー→当たって砕けろで直談判する
単位落としそうになると教授に泣き寝入りする人続出する。いいと思う。嫌われる勇気でも青年が哲人に会いに行ってますよ。詳しくは入学までに読んで。読んだくらいでは自分はかわらないけど、変わりたい時に食い下がる勇気をくれるだろう。
先輩の圧倒的なチカラがある
優しい先輩ばかりではないかもしれない。
アドラー→毅然と受け流す
解決しない。パワハラ、アルハラ、セクハラなどがあるかもしれないが、方向性の違いを確かめてから先輩とベクトルを擦り合わせるべき。
まとめ
以上は、医学部生活のごく一部に過ぎない。医学部生活では共同体としての自分の立ち位置が大切だ。これをミスると孤立してしまい、資料とか情報が回らず試験とかに苦戦してしまうだろう。ベクトルを分けて考え、上下関係の要素が強ければ嫌われてもいいだろうし、水平関係のフェアな部分が強ければ正す。嫌われる勇気=聞く耳を持たないことではいことを忘れないでほしい。

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